地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、豊島区の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

豊島区の地域情報サイト「まいぷれ」

Cute Movies

パッチギ! LOVE&PEACE

監督:井筒 和幸

東京の下町で暮らすアンソン一家。この家族を守るためにアンソンがしたこととは…

(c)2007「パッチギ!LOVE&PEACE」パートナーズ
ケンカの仲裁が問題になり、国鉄をクビになった「ノーベル」。なぜノーベルと呼ばれるのかは作品を観てご確認を!

(c)2007「パッチギ!LOVE&PEACE」パートナーズ
あこがれの人気俳優役の西島秀俊。こんな髪型が流行ってたんだっけかなぁ…?

(c)2007「パッチギ!LOVE&PEACE」パートナーズ
■ストーリー

「生きぬくんだ、どんなことがあっても。」

1974、東京。父の世代から三代にわたって描かれる“命をつなぐ”感動のドラマ。

===============

1974年。京都で大暴れしていたアンソン(井坂俊哉)は、病にかかった息子チャンス(今井悠貴)の治療のために、一家を引き連れ東京に引っ越してきた。

アンソンはある日、駅のホームで宿敵近藤(桐谷健太)と遭遇し、彼が率いる大学応援団と朝鮮高校生との大乱闘に巻き込まれるが、気のいい国鉄職員の佐藤(藤井隆)に助けられる。佐藤はその争いが原因で国鉄をクビになってしまうが、アンソンの家族とも親しくなり妹キョンジャ(中村ゆり)にほのかな思いを抱く。

キョンジャはふとしたきっかけで芸能プロダクションからスカウトを受け、狭い世界を飛び出したいという思いとチャンスの治療費を稼ぐためにも、芸能界で頑張ろうと決意する。タレントとしての一歩を踏み出すものの、なかなか芸能界のしがらみに馴染めないキョンジャに声を掛けてくれたのは、自然体で業界に染まらずにいる先輩俳優の野村(西島秀俊)だった。やがてキョンジャは迷いながらも野村に惹かれ始めていく。

一方チャンスの病状は次第に悪化し、日本では助かる術がないと宣告されてしまう。アンソンはアメリカでの治療にかかる莫大な費用のために無謀な計画を立て、佐藤を巻き込みたった2人で危険な仕事へと突っ走っていくが…。

愛する者の命を救うために、全てを投げ出し全力疾走するアンソンたち。
果たしてキョンジャと野村の恋の行方は?
アンソンと佐藤のとんでもない作戦とは? 
そして彼らはその手にLOVE&PEACEをつかむ事ができるのか!?

------------------------------------------------


1974年(昭和49年)という、「ちょっとだけ昔」の舞台が、いまの40代前後の人にはすごく懐かしいと思う。あの応援団の長ラン、ビンの牛乳、中途半端にカールした髪の人気俳優などなど…。
見ていると、「ああ、いたいた、こういう人!」「子どもの頃の町並みに似てる!」という場面がいくつも出てくる。

主人公アンソン役の井坂俊哉は、「幻星神ジャスティライザー(ライザーガント役)テレビ東京」としてヒーローをやっていただけあって、長身でがっちりしたかなり良い体格。スポーツ刈りが伸びちゃったような、妙にカッパみたいな髪型でもなぜかかっこいい。見るからに頼れそうな「アニキ」って感じで、どことなく頼りない藤井隆とマッチしていて、テンポがよく、見ていて飽きないのだ。

ほかに私が印象に残ったのは、水戸黄門の撮影場面に出てくる国生さゆり。ちょこっと出ているだけなのに、すっごく脳裏に焼き付いてしまった。ここ、ぜひ見てください。

パソコンも携帯もない、ちょっと昔の日本が舞台の『パッチギ!LOVE&PEACE』。
中年世代にはもちろん、若い人たちにもぜひ見てもらいたい作品だ。
text by...  たるぴ

2007/05/14