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Cute Movies

300 <スリーハンドレッド>

監督:ザック・スナイダー

究極まで鍛え上げられた肉体を持つ「戦士」たちの戦いに目をうばわれること必至!

(C)2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
国王レオニダス率いるスパルタ軍は、100万のペルシア軍勢にたった300人で立ち向かうのだ。

(C)2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
世界最強のペルシア王とレオニダスが直接面と向かう場面は、見ている方も緊張する!

(C)2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
【スパルタの原点にあるのは「愛」と「誇り」】

現代では「厳しく、上から 押さえつける」ときの言葉として使われている「スパルタ」。これは古代ギリシアのスパルタ帝国の軍事教育からきているのをご存知の方も多いはず。
スパルタでは、男の子は7歳で母親から隔離され、「戦士」となるための集団生活に入る。これでもかというほどの過酷な状況の中、生き抜いたものだけが「戦士」になっていく。

 国王レオニダスもその教育を受けて育った一人であり、国民たちは皆国王を尊敬し信頼していた。立派な戦士を生むのは女であることから、女性も男性と平等であり、スパルタは秩序ある国として成り立っていた。
そんな中、周辺の国々を次々に征服してきた世界最大の帝国ペルシアより、「滅ぼされたくなければ、ペルシア大王に服従を誓え」という使いがやってくる。



「服従か、死か?」
そう問われれたスパルタ王レオニダスの答えは…

わずか300人で100万人のペルシア軍に立ち向かうという、歴史にも名高く今も語り継がれている「テルモピュライの戦い」がここに始まった。

スパルタ王レオニダスを演じるのは、「オペラ座の怪人」でファントムを演じた、ジェラルド・バトラー。体も風格も王として満点! 多くは語らないが、妻である王妃への底知れない愛を感じさせるあの演技、見ていてゾクゾクするほどの素晴らしい「男」をみせてくれる。
さらに、王と運命を共にする300人の戦士たちも負けず劣らずの男前。いったいここまで素晴らしく鍛えられるのかと思わずにいられない肉体美もこの作品の魅力! さらにこの300人それぞれが戦士としての誇りを持ち、誰一人落ちこぼれることなく最後まで戦い抜く。とにかくみんながみんなかっこいい。

紀元前480年。馬でも弓でもない、槍と剣が主力の戦い。グロテスクになって当たり前の戦闘シーンが、時に速く、時にスローに映し出され、普通なら目を背けたくなるはずの内容がその色彩と映像美で「もっと観たくなる」ような美しさになっている。実際試写会で観た私が公開を待ち焦がれているのだから間違いない。本当に「もう一回みたい!」のだ。

最近の大ヒット映画には配役に豪華キャストを使ったり、大人気シリーズの続編というものが多い中、地味な歴史ものが全米公開の初日3日間で、7000万ドルの興業収入をあげるというのもうなづける、「何度みても感動しちゃう」作品なのだ!


text by...  たるぴ

2007/06/04