茶柱達蔵より、寒いギャグ連発でスクリーンも凍り付く！！
これが話題のKY映画だ！

愛という名の戦士…それがスパイ！
皆さんは、知っているのだろうか、実は草刈正雄はスパイであるということを・・・。

んな、訳きゃあない！って思うでしょ？でも、本当らしい。しかも英国情報局のスパイで00ナンバー（殺しの許可証）を持つエライスパイだったのだ！

草刈正雄は、本来女王陛下に仕える秘密諜報員だったのだが、世を忍ぶ仮の姿として草刈は、俳優を目指したのだという。現在彼の表の顔は俳優・・・しかしてその実態は・・・秘密諜報員として日本で暗躍中！なんちって・・・。というのが、この映画のストーリーなのだ！
とにかく全編これ、ギャグの連発！オールざっとギャグ！なのだが、そのギャグやパロディが北極よりも茶柱よりもさぶいのだ！

検証其の1
新聞社のキャップが、部下の女性記者に・・・
「おい！何かいいネタはないのか！」
「はい、ありますここにネタが・・」
すると会議室にお寿司屋の大将が、寿司ネタを握っている・・・。

検証其の2
草刈正雄がスパイであることに気づいた女性記者が草刈にインタビューで肉迫！
「草刈！真っ青にしてやる！」と意気込む。

猿でも考えられるこんなオヤジギャグが満載なのだ！馬鹿映画でなくお馬鹿映画だ！
しかも、クライマックスのアクションシーンでは主要キャストたちが続々とバナナの皮ですってんコロリン！こんなシーンがいやになるほど延々続く・・・。試写会場は異様な雰囲気につつまれちゃう・・・。いっちゃん空気が読めてないのはこの映画自身なのだが映画は更に続き、怒濤のエンドクレジットへと向かうのだ！
でもでも、茶柱の脳内レベルからいったらこれピッタンコ！ストライクゾーンなのだ！

中でも秀逸なのが、マトリックス以来の映像革命！《なんちゃってスローモーション》だ！
映画の中盤、映画に出演している人々（エキストラも含め）全ての人間が自分自身でスローモーションを展開！「あぶなああ～～～い」などとしゃべりもスローになるシーンは鳥肌さえ立つほどのエポックメーキングなシーンだ！
アメリカのギャグの本家で、パロディ映画のカリスマ※ZAZもびっつらだ！

草刈正雄が放つ数々のクールギャグは、茶柱達蔵の存在と共に、GLOBAL　WARMING（地球温暖化）を防ぐ唯一の手段であることは間違いのない真実だ！！

さあ、みなさんもこの秋、地球温暖化を阻止するため、この映画を是非モンで劇場に足を運びましょう！ギンギンに冷えた劇場は更に草刈正雄の放つクールギャグで凍り付くことでしょう！

（それにしても・・・以前より草刈正雄の髪がちょっぴりふさふさなのは何故？などとおもいつつ・・・・それにしても草刈正雄カッケ～～～）

※ZAZとは、その筋（オバカ映画ファン）から絶大なる人気を誇るデビッド・ザッカー、ジム・エイブラハムズ、ジェリー・ズッカーのお馬鹿さんトリオ監督の愛称。“ZAZ”が放った作品に、『ケンタッキー・フライド・ムービー』『トップシークレット』『フライングハイ』『裸の銃を持つ男』『殺したい女』といったギャグ、パロディ映画の金字塔が並ぶ。茶柱達蔵フェイバリット監督たち。
text by...  茶柱達蔵

2007/10/15