【「ボーン」シリーズの第三弾がついに登場！】

いやあ、なんだかんだっていってさあ、主演のマット・デイモンってどうよ？？
デビューの頃はさ、ジミー大西に似てるなあ、何て思ってたでしょ？皆さんも？
スクリーンにあの顔が映し出されてもなんだか華はないし・・・。（失敬）もちろん代表作の「グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち」(公開前は狩りの映画だと思ってたらウイルハンティグってのはマットデイモンの名前だったなあGood Will Hunting.・・・）は素晴らしい作品でした！ホント。
でもでも、なんだかはっきりしないんだよね。「リプリー」や「オーシャンズ１１」もあったがどうもねえ・・・。

ところがどっこい！ギッチョンチョン！そんなジミー大西風情を払拭したのがこの「ボーン」シリーズでした！
そう、自分が誰かも、何のためにここにいるのかも？そんな孤独な一人の男ジェイソン・ボーンを演じ、顔に似合わずハデなアクションをこなしてね。いやあこれがスゴイのなんの！
ちょうどホラホラ。それまでTV俳優であんまりぱっとしなかったブルース・ウイリスの「ダイ・ハード」を思い出すよね。あの一作で大スターだものね！

マット・デイモンはその後も様々な作品に出てるんだけど、やはり決め手はこの「ボーン」シリーズ。本人もファンもやはりこのマットが大好きなのさ！
おかげで彼はあっという間に「今、最もハリウッドで稼げるスター」のナンバーワンに君臨だ！

今回はシリーズ第3弾！

監督は「ボーン・スプレマシー」や「ユナイテッド93」で骨太な演出に定評のあるポール・グリーングラス。相変わらず安定した作品に仕上がっているんだなあこれが。とくに謎の暗殺者との一騎打ちを見せるモロッコでのシーンは壮絶！音楽も効果音も一切排除した小さな部屋での接近戦は、俳優達の必死の形相も荒い息づかいも見え隠れし、息詰まる死闘は筆舌に尽くしがたいぞ！さすが、「ユナイテッド93」でオスカー候補にもあげられたドキュメンタリー出身のP・グリーングラス監督！その手腕は確かだ！

『ボーン・アイデンティティー』よりパワフルに『ボーン・スプレマシー』よりスケールアップした超弩級アクションが全編に炸裂！極秘組織により究極の暗殺者として創られたジェイソン・ボーンの過去が今、解き明かされる！

おまけ：共演のデビッド・ストラザーン相変わらず渋くてかっこヨロシ！
text by...  茶柱達蔵

2007/11/09