地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、豊島区の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

豊島区の地域情報サイト「まいぷれ」

Cute Movies

マリと子犬の物語

監督:猪股隆一

(C)2007 「マリと子犬の物語」製作委員会

監督:猪股隆一
出演:船越英一郎/松本明子/宇津井健/佐々木麻緒
C)2007 「マリと子犬の物語」製作委員会

子供と子犬!見ているだけでヒーリングだ!
(C)2007 「マリと子犬の物語」製作委員会

マリも可愛いが彩を演じる佐々木麻緒の天使のような笑顔もキュート!
思いっきり!抱きしめたいキュートムービーズだワン!!

山古志村には見晴らしのいい草原に一本の大きな木がある。その木の下に小さな段ボール箱があった。段ボールには「かわいがってあげてください」とマジックで書かれた文字。中には小さな子犬が……。捨て犬だった。あまりの可愛さに村の仲良し兄妹、亮太(広田亮平)と彩(佐々木麻緒)が子犬にマリと名付けマリは彩たちの家族となる。やがてマリは3匹の子を産み、間もなくあの地震が起こる……。

2004年10月23日に発生した“新潟県中越地震”の実話を基に描かれ、ベストセラーとなった絵本、「山古志村のマリと三匹の子犬」を映画化した超!感動作。地震発生時その時、犬のマリは全壊した家の下敷きになった飼い主の傍を片時も離れることなく、主人を見守り続け、生きる希望を与え続けた――。また我が子(子犬3匹)をも守り続けたマリのものがたりでもある。

とにかくマリが凄い!!マジです!アカデミー賞あげたいくらい凄いんです。なんせ、ちょこちょこしたアンヨで草原を駆け巡るマリが愛らしい!胸キュンです。と思っていたら瞬く間に立派な3匹の子犬の母犬に……。子犬たちを地震から守るシーンがエライんです。更に彩とおじいちゃんが地震で家の下敷きになったとき、必死になって穴をほり(マリの手は瓦礫をかき分けるので血で真っ赤に染まる)、少しの隙間を見つけては飼い主の元へ……。しかし瓦礫の中にはガラスの破片が……。その中をマリは匍匐前進~~これまたマリのお手々が真っ赤っか。

子犬たちがカラスに襲われるシーンでは自ら3羽のカラスに立ち向かいマリは額に傷をおったり……。この献身さ!並じゃないヨ!凄すぎるよマリ!
いや、マリだけじゃない。けなげな妹、彩を演じる佐々木麻緒ちゃんがこれまたイイ!マリの機転で彩もおじいちゃんも救助されるが、動物は救助不可能でマリと3匹の子犬たちは陸路を絶たれ、余震の続く山古志村に取り残されてしまう。自衛隊のヘリコプターが彩を載せて去っていくが、それを懸命に追い続けるマリのひたむきな姿。彩の絶叫が山古志村にこだまする。「マリー~~~~~~~~~~~~!!」彩を演じる天使のような麻緒ちゃんの涙に茶柱も号泣モード突入だ!天才子役ここにありだなあ……!

しっかし!この映画。ただの動物礼賛映画でも、ありがちなファミリー映画でもない。家族の絆や、命の愛おしさ、尊さをソフトに描きながらも、地震のシーンには全く手抜きなし!壮絶でハード、過酷なシーンはきっちりと厳しく描いています。だからこそ観ているこちらに真の迫力だけが持つ感動があるんだなあこれが。

勝手ながら出演のマリに犬(イヌ)デミー賞主演女優賞をあげちゃうワンワン!

注:劇中、船越英一郎がコーヒーを飲むシーンがあるのだが、シュガーを2本いれてます。
ありゃ太るよ注意注意!


text by...  茶柱達蔵

2007/12/11